デリケートでポンコツな車でもゆっくりと走り続ける

バイト3連勤を終えて、息絶え絶えで自宅に帰る。
ここのところ行動量を増やしていたせいか動悸がして身体が重たい。
猫達に餌をあげ終えて、少し雨に濡れたのでシャワーを浴び、布団に倒れこむ様に横になった。

辛うじて残った気力でスマートフォンを触る。
どうやら自分と同じように、コロナ後遺症で苦しんでる人がTwitterでスペースを開催している様だ。

とてもスピーカーにはなる元気と勇気が無いので、スペースに入室して横になりながら同じ境遇の人達の話を流しながら寝ようとする。
かなり話の内容は進行しており、途中からではあったが世の中には同じ様に症状がある人がいることで、誰にも言えない孤独が少しほぐれていくのを感じた。

今の自分はコロナ後遺症とうつ病で、例えるならデリケートでポンコツな車みたいだなと思う。
アクセルを踏みすぎるとエンストし、今日の様に倒れこんでしまう。
スピードを出し過ぎない様にブレーキを踏み、ギアの切り替えを慎重に行われなければいけないのだ。

車なら買い替えればいいが(買い替える金も無いが)、なにせその車は世界に1台しかない車だ。
もう少し持たせて走らせていきたい。

ただあまりこういうのも何だか、正直これ以上はもう元の身体に戻らない、それでも構わないかなと開き直っている自分もいる。
ポンコツならポンコツで、ゆっくり走りながら周囲と違う道を探してもいいのではないかと思う。
とりあえず、本当に最低限度のアルバイトは何とかこなせて、家には彼女と猫がいるのはそこそこ幸せだからだ。

ポンコツな車が走れない程、世の中は殺伐でグロテスクではないのではないかとも思う。
若葉マークや紅葉マークを見かけたら、車線を譲ってくれる車がいる様な感じで、世間の優しさに甘えて生きていくことも可能ではないだろうか?
いや、苛ついて煽ってくる奴もいるのが世の中か…

まあ、その時その時で対処していけば良いか。

とりあえず体調が悪くても頭は動いて、毒にも薬にもならぬ文章は書ける。

それが分かっただけでも今日は良しとしよう。

1日お疲れ様でした自分、今日はおやすみなさい。

<追伸>
「グッドナイト/グソクムズ」を聴きながら

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