【要約・感想】心を壊さない生き方 超ストレス社会を生き抜くメンタルの教科書

目次

3行紹介

心を壊さない生き方 超ストレス社会を生き抜くメンタルの教科書

①メンタルヘルスに関する知識は、ストレス社会を生き抜く上で不可欠である。
「食事」「睡眠」「運動」の正しい生活習慣を身につけることで、メンタル面の病気を予防できる。
③また鬱や不安症などの病気についての知識や対処法も事前に身につけていけば、自分や周囲の人が病に罹った時の役に立つだろう。

文章チェック

・ストレスの多い現代社会において、心の健康に関する知識を持たずに生活することは戦場に丸裸で突っ込むようなもの。

・オーストラリア人1万2000人以上が参加した調査では、 フルーツと野菜の摂取量を増やした人々は、食生活を変えなかった人々よりも幸福度と生活への満足度が高かった、 としています。

・Aroraら(2012)がインドのデリーで行った調査によると、朝食をとる人ととらない人では、 朝食をとる人の方が、栄養状態が良く、運動・活動量も多く、勉強時間が増え、うつ症状も少なかったそうです。

・就寝と起床の時間は固定しましょう。 たったそれだけのことで睡眠体験が飛躍的に向上することをお約束します。

・運動習慣ができると、徐波睡眠が長くなり、全体の睡眠時間も長くなることがわかっています。

・事や趣味に時間を使って、余った時間で寝るという発想が根本的に間違っています。 睡眠を軸に生活すべきなんです。 まず、7時間睡眠(理想は8時間)を死守すると決める。

・相手に危機感を与えず、かつ専門家に話を聞きに行く気になるようなキラーフレーズをください。

「私は心配だから行ってほしい」、これに尽きると思います。ただ、クリニックなどに行くにあたって心配なことは人によって全然違うと思うので、不安があれば聞くし、情報も一緒に探すよ、とかそういう感じがいいのではないかと思います。

・適応障害ではストレス要因が改善すれば症状が改善しますが、うつ病ではストレス要因がなくなってもうつの症状は改善しませません。

・これが良い思考、これが悪い思考って本当に白黒つけられないんですよね。思考とその人の相性ってものがあるので、 全人類に当てはまる最強思考なんてものは存在しない。

心を壊さない生き方 超ストレス社会を生き抜くメンタルの教科書(2020).Testosterone・岡琢哉(著)、文響社

読書感想文

筋トレの専門家?であるTestosteroneさんと精神科医によるメンタルヘルスに対する予防と、病気の知識と対処法が分かりやすく漫画も使いながら解説されている本だ。

Testosteroneさんが時折挟む筋肉ボケが、深刻な話を良い意味で緩和している。

特に「睡眠の就寝時間と起床時間を揃える」という部分は、今の自分には大事なことの様に思え、これからの生活習慣に取り入れていこうと思う。

後はメンタルの病気に罹った時に使える制度が書かれていれば良いなと思った。
自分も何件か精神科医に罹ったが、意外なことに障害手帳や自立支援医療、傷病手当金などの制度を医者はこちらから申し込まない限り勧めてこないものという経験があるからだ。

ちなみに今自分が鬱病になってから飲んでいる睡眠関係の薬は「プロチゾラム0.25mg」、「デエビゴ5mgと2.5mgを1錠ずつ」だ。

デエビゴの量が絶妙なところで、10mg飲むとよく眠れるが起床時の眠気が酷く、7.5mgだと眠りにつくのが遅く睡眠時間が短くなり結果眠い…。
この辺りはまた時間を掛けて調整する必要があるが、最終的には薬を飲まずに済むならそれに越したことはないので、今のところ少ない量で過ごしている。

ちなみにデエビゴを飲むと悪夢をみる人もいるというが、自分にその症状はない。
夢はみるがむしろ楽しく壮大な夢をみることが多く、起きた時にはその夢を基に小説を書きたくなる気分だ。

ポールマッカートニーの「Yesterday」みたいに傑作にならなくても、もし自分が夢から小説を1本書ければ、病気になった意味とやらもつけられるかもしれない。

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