【要約・感想】学びを結果に変えるアウトプット大全

目次

3行要約

学びを結果に変えるアウトプット大全
  1. インプットは「脳内世界」が変化するだけなので、人生を変えるには「アウトプット」…つまり行動が必要である。
  2. 効果的なアウトプット比率とインプット比率は、初心者で6:4、熟練者で7:3である。
  3. 正しいアウトプットを行うことで、仕事・人間関係などにおいて大きな変化が起こり、圧倒的な結果が出る。

チェック文章

・だいたいの目安としては、情報の入力から 2週間で3回以上アウトプット すると、長期記憶として残りやすくなるといいます。

・勉強が不得手、苦手な人は、まずは「長所伸展」を優先させ、自信をつける。

・感想を話す」ときのコツは、「自分の意見」「自分の気付き」をひとつでいいので盛り込むことです。

・仕事での成功や、良好な人間関係を維持するためには、 ポジティブな言葉がネガティブな言葉の3倍以上必要 であるということ。

・悪口や批判が多い人は、そうでない人に比べて、 認知症になる危険性が3倍も高いことがわかったのです。

・「悪口をいう」ことは、 ストレス発散ではなく、逆にストレスになる ということ。

・断りの公式は、「 謝罪(感謝)+理由+断り+代替案」

・感謝やポジティブな感情が多いと心臓血管系が安定し、免疫力も高まり長生きする……つまり、「感謝は健康にいい」 ことが明らかにされています。

・情報発信における メリット、デメリットの比率は、20対1 くらい。メリットのほうが計り知れないほど多いので、「やらない」という人の気持ちがよくわかりません。

学びを結果に変えるアウトプット大全(2018).樺沢紫苑、サンクチュアリ出版

読書感想文

最近、日記を毎日書くことでアウトプットをする機会が増えた。
自分は読む人がいたら読んで欲しい思いももちろんあるが、半分くらいは自分の生活と思考を意識的に振り返る為に書いている。

要するに外向的というより内向的な意味で日記を書いているのだ。

そんな自分だからアウトプットに対する視野が狭い。
挨拶や人を叱るコミュニケーションもアウトプットだということに、この本を読んで今更ながら気づかされた。

知った内容も多い本ではあったが、アウトプットのあらゆる分野が体系的に書かれているので、「学びを結果に変えるアウトプット大全」はとても良い本だと思う。
流石に「大全」と言うだけはあるなと感心した。

ところで、読んでみて1つ疑問に思ったことがある。
「悪口や批判が多い人は逆にストレスを溜めているので、認知症になりやすい。」という部分だ。

自分は基本、愚痴や陰口が多い人間ではないとは思う。(もちろん自分で気づいていない可能性もあるが…)
悪口は誰から伝わると特に悪い印象になるなので、なるべく直接やんわりと言う様にしている。

ただ例外的に意識的に陰口を出すのは、それが「その場の笑い」に繋がりそうだなという時だ。
口が堅いだろう(あるいは対象に関わりのない)友人にその様な話をしている時は、何だか悪いことをしているスリルと内輪ならではノリが同居して楽しい。

毒舌というのはプロでも難しいというくらいだから、もちろん笑いを取りにいって滑ることも多々あるが、話術の訓練にはうってつけだと思うのだ。

自分じゃなくても、人が面白い愚痴を言ってるのを見るのも好きだ。
本人としては本当に怒っているだろうことを、剝き出しに表現している人を見ると、自分は笑ってしまうことがある。
人間性を剥き出している姿が面白いのか、他にも何か面白い要素があるのか?

今度そういう機会があったら考えてみたいなと思った。

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