【要約・感想】書く習慣

目次

3行紹介

書く習慣

①良い感情も悪い感情も、本音をさらけ出し文章を書き続けるだけで人生は変わる。
「書く」の第一歩は「好きになること」であり、習慣化すれば毎日のように「書く」も辛くなくなる。
③また「自分だけの体験」や「自分が感じた思い」を本音の言葉にして表現していくことで、画一的な文章からはみ出し、人の心を動かすことで人生が変わっていく。

文章チェック

・「毎日のように書いていて、つらくないの?」と言われることもありますが、不思議とつらくはありません。それは、「書きたい」気持ちを失わないように習慣化させてきた からです。

・文章を書き慣れていないと、まわりの反応を気にして当たり障りのないものを書いてしまいがちです。だからこそ、はじめのうちは、 「誰にも見られない前提」で書こう。誰にも見せずに練習を重ね、まずは 本音を言葉にするのに慣れる ことからはじめてみてください。

・習慣を長続きさせる魔法の言葉は、 「5分だけやろう」です。

・まるで俳句や短歌のような奥深さのあるTwitterで、「書く」ことを習慣化させる3つの方法をお伝えします。まず紹介するのは、 イベントや勉強会の「実況ツイート」をすること。

~中略~
① 登壇者が強調して話したことを拾う
② 箇条書きなどを活用してシンプルにする
③ 雑談だと判断したら潔くカットする

そしてツイートするときは、イベントで用意されているハッシュタグや、登壇者のアカウントも盛り込んで、「運営にアピールする」 こともお忘れなく。

・その文章の価値を決めるのは、自分ではなく「読んだ人」です。ただの日常でも工夫して発信することで、ときとして有益なものになります。

・「相手は自分が思っている以上になにも知らない」という前提を忘れないこと。

・「たくさんの人に読んでもらいたい!」という気持ちはもちろん大事ですが、たくさんの人に読まれたいと思えば思うほど、「誰にも刺さらないふんわりとした文章」になる というのが文章の摂理。

・読んでもらえるタイトル付けのポイントは、「より具体的にしてみる」 こと。  そのうえでわたしが意識しているのは、 「パワーワード」と「主観」を入れることです。たとえば「花火大会に行きました」というタイトルより、「花火を観るたびに思い出す、僕のヘンな元カノの話」 のほうが読みたくなりませんか。

・「実体験」をそのまま文章にするのが難しいという人は、内容に大きく影響しない範囲で、固有名詞をボカしたり、起こった時期をズラしてみたりしてもいいと思います。経験したのかどうかよくわからないことをいい感じに書くよりは、カッコ悪くてもいいから実際にあった事実をありのままに書く。誰もがあなたの「実体験」 を、読みたいのです。

・加えて、本文でも「自分ごと化」してもらう必要があります。そのための書きかたのポイントを挙げるとしたら、次のとおりです。
① ベースとなる出来事について書く
② その出来事を受けた自分の「学び」「変化」を書く
③ 語りかけてみる(「~と思いませんか?」「~と感じますよね?」)  ④ 主語を「わたしたち」に変えてみる
⑤ 最後に「あなたはどう思う?」と議論の余地を与えてみる  

よくあるのが、「出来事について書いた」だけでおわってしまっている文章。  第2章で紹介した自分用の日記ならいいけど、「フーン、そっか」としか感想が出てこないような文章はシェアされにくいのです。

・過去の自分に向けて書くと、「未来の誰か」が救われる 「あのときああしていれば良かった」 「こんな情報があれば結果は違ったかもしれないのに!」じつはこんな後悔こそが、読まれる記事の「種」になったりします。

・もし失恋をしてしまったら、綺麗事にせず、正直に「あのクソ野郎」 と書いたほうが共感を呼ぶものになります。それは、読まれる文章と、そうでない文章の違いは、 いかに「本音を 晒せるか」。これがすべてだといっても過言ではないからです。

・不特定多数に向けて文章を書くときは、次の判断基準を大切にしています。 「相手を目の前にしても直接言えるか?」 「その人の人格を否定していないか?」 「わざわざ発信する必要がある?」

書く習慣(2021).いしかわ ゆき(著)、クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

読書感想文

「書くという行為は突き詰めると何なのだろうか?」とこの文章を書きながらふと思った。

書くということは伝達手段であるが、それだけではないことは確かだろう。

本書の中でも紹介されていた「手書きで夢や目標を書くと実現する確率が上がる」というのは、別の本でも何冊も見かけるし、大学での実験データでのエビデンスもある。
※ちなみにキーボードでタイプするよりも手書きの方が42%も達成率が上がるというデータが出てる

思いつく限り挙げてみれば、「書く」という行為は「コミュニケーションツール」であり、「自分の行動指針のコンパス」であり、「自己表現のエンジン的な機能」であり、「やり場のない思いを吐き出し口」であり、「形がない声を具体化する証拠能力」であり、「人を傷つける攻撃」であり、「自分を守る防御」であり、「人の心を動かす震え」であり、「本来有るはずの無い人生の意味を酔わす酒のようなもの」であると思う。

本書は文章術の本というよりは、「書くことで人生がどれだけ変わるか?」、また継続するには、どのような生活習慣でどのような心構えで行えば良いかに比重が高くおかれている。

自分がブログを書き始めるきっかけになった、坂口 恭平さんの「継続するコツ」と内容が重複しているところがあり、そのおさらいと+αの様な感じで楽しく読めた。

「Kindle Unlimited」で読み放題でこんなに有益な本が読めるとは、やはりamazonさんはやっぱりすごい。

「プログラミング」とか「英会話」とか色々あるけれど、実は「書くという習慣」は汎用性が高くコスパが相当高いスキルかもしれないと思う。

最後に、擦り倒された名言を一つ

心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。

心理学者 ウィリアム・ジェイムズ

やりたいことも色々あるし、運命を変える為に明日も何かを書こうと思った。

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